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履修の組み方  経済学部


※あくまで一般的な人の履修の組み方です。
 2年への進級条件は24単位以上取得していることのみですが,履修申告の際はフル単申請(48単位申請)が基本です。基本的に経済学部の1年の必修は,クラスにより先生が指定されています。
どこで分かるかというと,経済学部1年の
時間割の2ページを閲覧しましょう。
クラスが発表されるまでは履修は組めません。

​〈1年〉

必修
※○の中の数字は単位数です / フランス語というのは第2外国語の例です。

 英語セミナー以外はクラスごとに先生が指定されている。英語セミナーは抽選による事前エントリー必要です。秋学期の英語セミナーは,中級/上級のレベルが自分で選べるうえに,先生も自分で選べます。もちろん人気なら抽選。ここまでで,22単位だよね。 
 さて,次に埋めるのは選択科目と言われるものだよ。これは必修じゃないから取らなくてもよいが,2年生以降の授業についていくために,一般人ならみんな履修します。卒業単位認定科目になります。タイプAは先生が選べない。タイプBは先生を選ぶことができる。タイプAは  数学概論の履修はできません。数学が得意なタイプBはタイプAに交じって授業を受けることになる。数学不得意なタイプBが1年で数学概論を履修して,2年で微分積分(入門)・線形代数(続論)を履修するとかもできます。

選択科目
※○の中の数字は単位数

 そうするとタイプAと数学不得意なタイプBは4単位履修したことになるから,ここまでで計26単位。数学得意なタイプBは8単位履修したことになるから,ここまでで計30単位になるね。
 さあ,タイプAと数学不得意なタイプBの残りは,48-26=22単位です。
数学得意なタイプBの残りは48-30=18単位です。
残りは先生が選べるので,ここで楽単リストの登場です。残りは何なのかというと,
(1)総合教育科目(俗にいう一般教養)
(2)卒業単位認定科目
(3)特殊科目(金融リテラシー・インバウンドビジネス観光創造論) 

(1)総合教育科目

 総合教育科目(一般教養)は卒業するまでに20単位以上とらなくてはならず,三田ではあまり開講されないので,1・2年の間に履修するのが一般的です。どれがⅠ系かⅡ系かⅢ系かは,経済学部1年 の時間割を見れば分かるよ。

図6.png

(2) 卒業単位認定科目

 簡単にいうとなんでも卒業単位として認めてもらえる枠で16単位までです。先ほどの選択科目に加えて,体育・情報処理・タイプAがタイプBの必修(日本経済概論・歴史的経済分析の視点)を取る場合・総合教育科目(一般教養)の超過分などが含まれます。ただし体育は6単位まで。

(3)特殊科目

 藤田教授の金融リテラシーは,抽選になるくらい楽単かつ,人生生きていくうえで内容はとてもためになります。特殊科目の意味は分からなくてよいです。別に履修しなくても大丈夫です。  

<2年>
 2年生は1年過ごしたわけだから,少し簡略するよ。まず,必修。クラス指定がある必修はミクロ経済学経済史のみです。この2つだけはクラス指定がある。逆にいうと,あとは自由だ。ゼミで成績見るところは、ミクロの成績が大事になります。また,ミクロを分かっていれば,三田で相当楽ができます。
 次に,質問の多い語学だ。1年の語学は上記の方法で10単位取得した前提で話を進めます。 簡潔にいうと4単位取得すればよい。一般人のパターンは以下の4つに限られる。
 ※フランス語は第2外国語,イタリア語は第3外国語って意味ね。     

図7.png

 語学は通年で4コマということ。語学が週5コマあった1年と比べて雲泥の差くらい楽だね。

 そして,選択必修。2年で4単位以上取得しないと留年になるから,4単位申請は辞めよう。経済数学とマルクス経済学を履修したい場合は,クラス指定がある。経済数学とマルクス経済学は,別に必修ではないので,履修しなくてもよいです。
 経済数学Ⅰ・Ⅱは,役に立つかは,津曲教授のミクロ経済学中級で,経済数学を知ってると背景が分かって楽しい程度です。(三田のミクロ経済学中級を4つS評価とA評価でコンプリートした中の人の感想。)桂田教授と,森藤教授の経済数学Ⅰ・Ⅱが分かりやすくて当たり。微分積分・線形代数の知識必須。
 経済数学Ⅲは,ミクロ経済学の厚生経済学第2定理に使われる凸集合の分離定理を証明することことを目標としてます。集合と位相を基礎から扱い,三田の須田教授担当の数理経済学Ⅰa・Ⅰbで,内容がオーバーラップするので役に立ちます。ベクトル・線形代数の軽い知識が必要。あと板書が早い。

さて,では何単位申請すればいいの?という疑問にお答えしましょう。まず,進級条件の一部を思い出しましょう。

図9.png

 でしたね。どの道,3・4年で28+12=40単位取るのだから,1・2年で126-40=86単位取得しておけば,オッケーな訳です。それ以上取得しても無駄に なります。それゆえ,世間において,「経済学部は日吉ではMax86単位」と呼ばれています。なので,1年でフル単申請でフル単したならば,86-48=38単位申請すればよいわけです。
 ちなみに,三田は就職活動と並行することから楽単が多めなので,86単位取れなくても気にすることはないです。
 よく「三田に持っていける単位」や特殊科目って何?と聞かれます。最後に,これから執筆することを最後まで閲覧していただければ解決すると思います。
86単位取得したいと仮定しましょう。
 1年の必修は上記の通り,22単位ありました。2年の必修は上記の通り,語学が4単位,ミクロ経済学で4単位,経済史で4単位,選択必修で4単位なので,計16単位ありました。ここまでで,22+16=38単位です。まだまだ86単位には届きませんね。
 次に,一般教養を見ていきましょう。20単位とありましたね。これで,ここまでで38+20=58単位です。
 さらに,卒業単位認定科目を見ていきましょう。微分積分入門・線形代数続論・数学概論・情報処理・体育・一般教養の20単位を超えた分など,だいたい何でもオッケーの枠のことですね。上限は16単位でしたね。なので,ここまでで,58+16=74単位。※もちろん,三田で,この卒業単位認定科目の枠を埋めても構いません。
あれ,86-74=12単位,まだ足らないぞ!?これ以上,一般教養を履修しても,卒業単位として認定されないし……。
 お待たせしました。ここで出てくるのが,俗にいう「三田に持っていける科目」です。それは何かといいますと,
① 特殊科目(簿記・確率論入門・解析学入門・金融リテラシーなど)
② 関連科目(他学部の専門科目 4単位まで)
ですね。
以上です。
 おまけで特殊科目を語らせてもらうと,簿記は,高田さんは分かりやすく3~2級までやってしっかり身に着けるタイプで,中村さんは3級だけやってCなら簡単に単位がくるタイプです。確率論入門は計量経済学概論と比較すると説明がしやすいかも。計量経済学概論が,統計学の回帰分析を深堀して分析手法を学んだり考察したりするのに対し,確率論入門は統計学の理論よりで,ポアソン分布や指数分布の数学的な成り立ちなどをやるので,微分積分は分かってないといけません。解析学入門は,よく間違われがちですがデータの解析とは違います。理系では微分積分のことを解析学と呼びます。微分可能なのか,積分可能なのかを,位相数学を使って厳密に証明します。位相数学は基礎から学ぶ。「εーδ論法」など聞いて,ウっとなる人は履修しない方が良い。他には,多変数の微分や,新しい関数を学ぶ。確率論入門S・解析学入門Sの中の人の感想でした。

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